2003年08月25日(月) 17時34分
佐藤医師が起訴事実を否認 東京女子医大手術ミス(共同通信)
東京女子医大病院での手術ミスによる女児死亡事件で、業務上過失致死罪に問われた医師佐藤一樹被告(39)の公判が25日、東京地裁であり、これまで罪状認否を留保していた佐藤被告が起訴事実を否認した。
佐藤被告は、この日行った陳述の中で、人工心肺装置の吸引ポンプを高回転にしたことなどの事実関係は認めた上で「起訴状が指摘する注意義務はなく、過失はなかった」と主張した。
起訴状によると、佐藤被告は2001年3月2日、群馬県高崎市の女児=当時(12)=の心臓手術の際、人工心肺装置の操作法を独断で変更し、ポンプの回転数を上げたため装置内の圧力が高まって血液が循環しなくなり、女児を脳障害に陥らせて3日後に死亡させた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000117-kyodo-soci