2003年08月25日(月) 01時01分
米国のオンライン小売り、順調な伸び(japan.internet.com)
米商務省
国勢調査局 が22日、同国のオンライン小売りに関する推定値を発表。売上は今年第2四半期 (4-6月期)、昨年同期に比べ大幅増で、今年第1四半期比でも伸びていることが分かった。
発表データによると、オンライン小売り売上は堅調な伸びが続き、第2四半期には124億7700万ドルに達したと見られるという。
この124億7700万ドルという数字は、昨年同期比27.8%増、今年第1四半期比4.6%増を意味する。そして、小売り売上全体に占める割合は1.5%で、昨年第2四半期の1.2%よりも上がっている。
昨年同期比27.8%増ということは、
Amazon.com や
eBay など Eコマース大手の売上が伸びていることを意味すると、市場調査会社
Nielsen//NetRatings のコマース分析グループ責任者兼上級アナリスト Robert Leathern 氏は言う。
だが、Leathern 氏は、その数字には現れていないが重要な事実があると、次のように述べている。
「オンライン情報がオフライン売上に与える影響は非常に大きい。だが、それを数字で捕らえることは非常に難しい」
Leathern 氏によると、
Wal-Mart 、
Target 、
HomeDepot 、
Barnes&Noble などといった実店舗は、依然としてオンライン利用者をオフライン店舗に引き寄せること、およびそれら消費者をまたオンライン店舗に戻すことに苦労しているという。
つまり、これら小売業者の店舗を毎月利用している人の数と、その Web サイトを訪問している人の数に、非常に大きな違いがあるというのだ。このことは、通常のオフライン小売業者にとって、Eコマース分野における売上増の可能性が秘められていることを意味すると、Leathern 氏は分析している。
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