2003年08月25日(月) 09時17分
Sobig.F ワーム、2次攻撃の存在が判明するも無事回避(japan.internet.com)
セキュリティ企業の F-Secure Corporation は22日、世界規模でインターネットを混乱におとしいれている『Sobig.F』ワームが、すでに感染拡大のヤマを越えたにも関わらず、同日午後から新たな攻撃段階に入る可能性があるとの警告を出していたが、どうやら2次攻撃は無事にしのげたようだ。
同社が22日に発した警告では、Sobig.F が米国、カナダ、韓国のマシン20台の IP アドレスリストを暗号化して持っており、各マシンに接続を試み、ある Web アドレスを受け取った後、同 Web サーバーから何らかのプログラムをダウンロードして実行するとしていた。
2次攻撃の存在発覚から開始までほとんど時間が無かったものの、各 IP アドレスの所在を特定し、攻撃開始時間の直前で20のうち18の IP アドレスを持つマシンがオフラインになっていると確認でき、さらにもう1つの IP アドレスを持つマシンについては、IP 的に接続できない (おそらくはオフライン) という状況で2次攻撃の開始時間を迎えた。残り1つの IP アドレスを持つマシンは攻撃開始時点でも機能していたが、攻撃が始まるやアクセスが殺到して即座に接続不可能な状態になり、結果2次攻撃は不首尾に終わったという。
F-Secure は今後も、同ワームが機能停止する9月10日まで、各週末に同じ攻撃を試みると述べたが、攻撃成功の可能性は低いとしている。
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