2003年08月25日(月) 14時55分
住基ネット 九州でも本格稼働(西日本新聞)
住基ネットは二十五日、九州でも本格稼働。各市町村で住基カード交付など新サービスが始まったが、一部で準備不足のケースもあった。
北九州市小倉北区役所には業務開始三十分前の午前八時、ようやく住基カードが届いた。しかも、予定より大幅に少ない二十枚だけ。「何人来るか分からず、びくびくです。準備が遅れている」と同区市民課。
同市役所によると、同カードに印刷ミスがあり「セキュリティー上支障がある」と判断、業者に作り直しを要求したため二十日の納品予定が遅れ、とりあえず約二百枚が到着したのが二十四日。七つの区役所には二十五日の業務開始ぎりぎりに二十枚ずつ配った。追加分の九百枚が業者から届いたのは同日朝で、各区役所には正午ごろまでに届けた。
福岡市南区役所には朝から同カードを求める市民が相次いだ。申請を済ませた自営業男性(41)は「利用先は今はほとんどないようだが今後、広がりそう。持っている方が便利」と話した。同カードには本人の顔写真を付けられるが窓口に写真撮影コーナーはなく「写真は持参するの?」と不満そうな男性もいた。
福岡県地方課には県内の市町村から、住民票などの広域交付で「回線がつながりにくい」との問い合わせも相次いだ。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000076-nnp-kyu