2003年08月23日(土) 19時07分
[オフタイム]ウイルスは愉快犯か /福島(毎日新聞)
「そういえば……」。新種のコンピューターウイルス「ブラスター」の感染被害を取材しようと、関連の新聞記事を読み直しているうちに、つい最近、私のパソコンにも突然「異常終了」するという症状が起きたことを思い出した。他人の心配をする前に、自分が被害に遭っていた。
感染対策ソフトをダウンロードしようにも、インターネットに接続するとパソコンが切れる。会津若松市役所の情報政策課で感染対策ソフトを借り、何とかウイルスを駆除した。
しかし安心したのもつかの間。再発防止のため自宅で基本ソフトのウインドウズXPをアップデート(ソフトを最新版に更新)しようとインターネットに接続し、再び感染。パソコンメーカーからファクスで対処法を取り寄せ、ややこしい作業を経て再び駆除した。ところが今度は写真を送るソフトが起動しない。復旧は深夜まで掛かった。
なぜこんな迷惑なウイルスをまき散らすのか。感染対策ソフトを貸してくれた市職員は「人が困っているのを見て楽しいんでしょう」。
もともとパソコンに強くない私は、この騒動で「免疫」が出来るどころか、すっかりパソコン恐怖症。いまだにインターネットにつなぐのが怖い。【岩佐淳士】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030823-00000004-mai-l07