2003年08月23日(土) 13時15分
ダイレクトメール業界、スパム摘発でFBIに協力(ZDNet)
ダイレクトメールの業界団体Direct Marketing Association(DMA)は8月22日、米連邦捜査局(FBI)と協力してスパム業者の摘発に当たるプロジェクト「Operation Slam Spam」を立ち上げる計画を明らかにした。これには加盟各社が今後も正規の広告メールの送信を続けられるようにする一助とする狙いもある。
DMAはここ数週間で、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やソフトメーカー、マーケティング業者向けに、このプロジェクトに参加して加入金6万5000ドルを寄付するよう呼び掛ける書簡を送っている。
DMAの広報・国際担当ディレクター、ルイス・マストリア氏によれば、この取り組みと参加企業については9月か10月に正式発表を予定している。「スパム業者は消費者の電子メールに損害を与えているだけでなく、マーケティング業界にも損害を与えている。両者とも失うものは甚大だ。われわれはスパム業者摘発に向け、高度なレベルでFBIと協力する」と同氏。
具体的にどのような形でDMAがFBIのNational White Collar Crime Centerに協力するのかについては、同氏は明らかにしていない。しかしおおまかにいうと、DMAはハイテクを用いて悪徳電子メール業者特定のための基本的な作業を行い、その情報をFBIに引き渡す。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030823-00000010-zdn-sci