2003年08月22日(金) 00時00分
県立病院4〜6月 事故80件、ミス1188件(朝日新聞・)
県内6カ所にある県立病院で今年4〜6月、患者の転倒や薬剤の誤投与など計80件の事故があったことが21日、県庁で開かれた「県立病院医療事故防止対策委員会」(委員長=犬塚君雄・県健康福祉部技監)で報告された。事故につながりかねないミスは1188件にのぼり、同姓同名の患者を取り違えてレントゲン撮影した例もあった。
看護師が不在、患者転倒し死亡
同姓同名 取り違えレントゲン 同委員会は、6病院で起きた事故やミスを互いに検証して、事故防止につなげることが目的。3カ月おきに開かれ、前回に比べて医療事故は14件増えた。
80件の事故のうち転倒は16件。がんセンターでは5月、大腸がんの手術を終えた男性(85)が看護師のいない間にベッドから下りて転倒し、硬膜下血腫を起こして数日後に死亡した。同センターは、患者がベッドで動いたことを感知する装置を導入したという。
医療ミスは前回に比べ278件増えた。このうち、患者を取り違えてレントゲン撮影をしたのは愛知病院。5月に同姓同名の女性2人が胸部撮影に訪れたため、この2人の患者を取り違えて撮影。医師も写真を間違えたまま診察したという。
2人とも結果は異常なかったというが、同病院は2人に謝罪した。今後は名前だけではなく、生年月日の確認を徹底するとしている。
(8/22愛知総合)
(8/22)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=7800
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