2003年08月22日(金) 00時00分

偽装米販売で適正表示指示（朝日新聞・）

　　県は２１日、偽装表示した米を売ったとして、村山市楯岡五日町の登録小売業者を日本農林規格（ＪＡＳ）法に基づき、適正な表示にするよう指示し、９月１９日までに改善した結果を報告するよう求めたと発表した。

　　同様の指示が出されたのは、７月３１日に真室川町の真室川米穀に出て以来、今年に入って２件目。

　　県生活安全調整課によると、この業者は小関善助氏。昨年１０月から今年７月までに販売した「山形県コシヒカリ１４年産１００％」１２１・２トンに２０・５トン、「山形県あきたこまち１４年産１００％」８６・７トンに１０・８トンの未検査米がそれぞれ含まれていた。主に首都圏で販売されたという。

　　食糧庁（現農水省総合食料局）が０２年度、小関氏が販売する米のＤＮＡ検査したところ、コシヒカリの中に別の米が混ざっていたため、今年５月に立ち入り検査などの措置を取るように要請。県は今月４日に必要な検査に着手、事実を確認した。

　　県が同様の指示を出した真室川米穀では、農水省の通知から県が立ち入り検査にはいる７月まで４カ月以上も放置して批判を受けた。今回も要請から立ち入り検査まで３カ月かかったが、県は「真室川米穀の検査などで人手が足りなかった」としている。
（8/22）

http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=4002