2003年08月22日(金) 16時59分
<住基ネット>カード発行手数料を無料に 大阪・羽曳野市(毎日新聞)
大阪府羽曳野市は、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)の本格稼働に伴う住基カードの発行手数料を、500円から無料に変更した。21日の臨時市議会で決めた。
住基カードは25日から希望者に交付するが、発行枚数も当初計画の1300枚を大幅に増やし3万枚とする。手数料無料は、沖縄県浦添市など条例の否決による例はあるが、普及目的の無料化は珍しい。
同市は既に印鑑登録、図書館利用など4種類のカードを発行。これらを住基カードの付加サービスに組み入れることを検討していたが、書類交付機の対応が遅れていた。
6月議会段階では特別地方交付税による国の負担が明らかでなく、手数料を500円と決めたが、交付税が1枚1000円となり、交付機も10月末稼働の見通しになった。これまで4種類のカードが無料だったことも考慮し、住基カードも無料とした。カードの入手方法など市民からの問い合わせも1日平均20〜30件あるという。同市は「4万世帯(人口12万1000人、外国人を除く)に1枚ずつ普及させたい」としている。【中川博史、田倉直彦】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00001086-mai-pol