2003年08月22日(金) 14時48分
ヤフー・ジャパン、詐欺被害補償を偽情報掲示者に請求(読売新聞)
ヤフー・オークションでうその出品情報を掲示し、全国386人から約1200万円をだまし取ったとして、水戸地裁下妻支部で詐欺罪で公判中の会社役員(33)ら3被告に対し、大手検索会社「ヤフー・ジャパン」(井上雅博社長)は22日までに、同社が被害者201人に支払った補償金約672万円の賠償を請求した。オークション詐欺を巡り、今回のような高額請求は初めて。支払いに応じなければ、提訴も辞さないという。
同社などによると、被告らは共謀し、昨年5月から12月までの間、近畿・中国地方のインターネットカフェなどを利用し、ヤフー会員170人から盗んだIDとパスワードを使って同社のオークションサイトに不正接続。携帯電話などを販売するとうその出品情報を掲示し、落札者に架空名義の口座に代金を振り込ませたとして茨城県警などに逮捕された。
同社は、5000円以上のオークション取引で詐欺などの被害に遭った場合、50万円を上限に、落札金額の80%を補償。一方で、約1年前から補償金に対する賠償請求を行っており、これまでに7人計370万円を支払わせたが、これほどまとまった請求は初めてという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00000406-yom-soci