2003年08月22日(金) 13時43分
携帯電話の料金プラン、以前よりは少し「わかりやすくなった」?(japan.internet.com)
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った携帯電話利用者への調査によると、利用している通話料金プランや割引サービスは「わかりにくい」ものの、以前よりは若干改善されていると考えていることがわかった。
この調査は20代以上のNTTドコモ・J-フォン・au携帯電話利用者で、自分で料金を支払い1年以上利用しているユーザー300人を対象に行ったもの。年齢層分布は20代:31%、30代:43%、40代:19%、50代:5%、60代:2%、また携帯電話会社の比率は NTTドコモ:51%、J-フォン:26%、au:23%だった。
まず、現在使用している携帯電話の通話料金プランや割引サービス(長期契約割引、特定通話先割引など)をどの程度把握しているのか尋ねてみた。65%のユーザーは適用プランやサービスを「おおまかに」把握している程度。具体的にどのくらい“お得”になっているのかまで「非常に詳しく」把握しているというユーザーは8%にとどまる。
次に過去1年間の料金プラン変更回数について尋ねたところ、「0回(変更していない)」が59%と過半数を占めた。
この変更しなかったユーザー(178人)に理由を尋ねた(択一式)ところ、「検討の結果、現在の料金プランが最適だった」という“正しい”理由が36%を占めたものの、「従来と通話スタイルが変わっていない」「通話料金にさほど不満がない」ために「検討していない」ユーザーが49%、検討したものの「料金プランが難しい・ややこしかった」ため、というユーザーも12%を占めた。最近では各社とも自社の料金プラン・割引サービスの優位性を盛んにアピールしているが、現実のユーザーにはあまり響いていないように思われる。
さらに、自分の利用実態にあわせて選択する際に料金プラン・割引サービスはわかりやすいと思うか?という質問に対しては、「(非常に)わかりやすい」が25%である一方、「(非常に)わかりにくい」は48%と半数近くを占めた。
ただし
2001年6月調査 と比較すると若干の改善が見られるほか、今回行った別の質問(ユーザー自身の携帯利用開始当初との比較)においても、やや「わかりやすくなった」と感じているユーザーが多いことが明らかとなっている。
なお料金プランの“わかりやすさ”に対する自由意見では「割引の宣伝をしているわりに、実際はわかりにくい(主婦)」「プラン名が違うだけで内容が変わらないものが多く、一般の人は殆ど理解できない(自営業/33歳)」「若い人はついていけるが、老人には難しい(主婦/42歳)」と、わかりにくさを訴える声が目立った。また多くのユーザーが「自分の使用状況だとどのプランがいちばん得なのかを知らせるサービス(主婦/27歳)」が欲しい、と回答している。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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