2003年08月22日(金) 12時44分
ネット競売で落札偽装し320万円詐取、会社員を逮捕(読売新聞)
警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは22日までに、他人のID、パスワードを使い、「ヤフー・オークション」で落札者になりすまし、オークションの立て替え払いサービスの資金から代金を詐取したとして、札幌市南区真駒内上町1、会社員大川富志郎容疑者(40)を電算機使用詐欺などの疑いで逮捕した。
調べによると、大川容疑者は3月12日から4月2日までの間、大手検索会社「ヤフー」の競売サイト「ヤフー・オークション」で、自らが出品したノートパソコンについて、他人のIDとパスワードを利用してこの他人が落札したかのように装い、オークションの落札代金立て替え払いサービスから自分の管理する口座に代金分7万7500円を振り込ませ、だまし取った疑い。調べに対し、3月以降、同様の犯行を約60件繰り返し、総額約320万円を詐取したと供述しているという。
ヤフーの代金立て替え払いサービスは、利用者がクレジットカード番号などを事前に登録していれば、落札の際に、暗証番号を入力するだけで迅速に代金を支払わせることができる仕組み。今回の事件では、この仕組みが悪用されており、ヤフーは「このような犯行は想定外で再発防止対策を検討する」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00000306-yom-soci