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イスラエル軍に最高幹部を殺害されたことを契機に停戦を破棄したパレスチナの過激派ハマスは21日夜、イスラエルへの攻撃を再開した。ガザ自治区に近いイスラエルの街スデロットと周辺に4発のロケット弾が撃ち込まれ、ガザ南部のユダヤ人入植地にも15発の迫撃弾が撃ち込まれた。死傷者は出ていない。
いずれもハマスの軍事部門が攻撃を認める声明を出した。ハマス最高幹部で自らもイスラエル軍の殺害攻撃にさらされたランティシ氏は同日、ガザで報道陣に「テルアビブ、ハイファ、エルサレムは血みどろになる。その責任を負うのはシャロン(イスラエル首相)だ」と述べ、イスラエル国内で自爆テロが起きる可能性が高まっている。
イスラエル首相府は21日夕、声明を発表してイスラエル軍がハマス最高幹部のアブシャナブ氏を殺害したことを公式に確認。「ハマス指導者は、6月29日に発表した停戦後も自爆テロ計画を推し進め、組織基盤を強化してきた」と殺害を正当化した。
21日未明にヨルダン川西岸の自治区に侵攻したイスラエル軍は、その後も侵攻作戦を続けている。軍は西岸北部の自治区ナブルスを「過激派の拠点」とみて作戦の主眼を置いている模様で、外出禁止令を敷き、旧市街を中心に過激派活動家の捜索活動を行っている。ジェニンにも21日夜に軍が再度侵攻した。軍当局者はイスラエルメディアに、西岸での作戦が今後数週間続く可能性があると語っている。(08/22 12:07)