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調べでは、大川容疑者はことし三月、ヤフーのオークションに他人の名前でパソコンを出品し、横浜市内の大学院生(22)のIDとパスワードを勝手に使い、落札。立て替え払いサービスから、落札代金七万七千五百円を借名口座に振り込ませ、だまし取った疑い。
同センターなどは、これまでに少なくとも六十件、三百二十万円の余罪があるとみて調べている。
大川容疑者は、ネット上で見られる他人のIDの一覧から、IDの一部のアルファベットや数字をパスワードに使用している利用者を探し当て、落札に利用。代金を振り込ませていた借名口座は、これまでの捜査で少なくとも五口座確認されており、いずれもネット上で購入され、大川容疑者は借名口座の名前で出品していた。
大川容疑者は、札幌市内の漫画喫茶のパソコンからオークションにアクセス。当初は、パソコンやデジタルカメラなどを“出品”していたが、実際に落札しようとする利用者がいたので、その後、仏具や盗聴器など、人気のないものを出し、ただちに自分で落札するようにしていたという。
落札代金立て替え払いサービスは、他人に銀行口座番号などを知られたくない利用者のために、ヤフーが落札者に代わって、代金を立て替える制度で、ことし一月に導入されていた。警視庁は、ヤフーに対し、同様の犯罪防止のため、対策を講じるよう要請した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030822/eve_____sya_____003.shtml