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都道府県がつくる農薬使用基準について、３１都道府県が「記載に誤りがあった」としていることが、農水省が２０日まとめた集計でわかった。最近、一部の県で記載の誤りが分かったため、同省が７月、各都道府県に確認や修正、農薬の誤用が分かった場合の出荷停止などを指導。状況報告も求めた。各都道府県とも、正誤表を配るなど関係者に周知済みという。
防除基準は、農水省が定める農薬の安全使用基準をもとに、都道府県が地域の状況などを加味してつくる指針。防除暦などとも呼ばれ、通常１、２年ごとにつくられる。
同省の集計では、誤記載が多かったのは群馬（１９２件）、熊本（１４９件）、長野（１１４件）各県など。誤りの内容は農薬の使用回数や濃度、時期など。国の基準改定に連動するはずの見直しの遅れや、単純ミスなどが多かったという。(08/21 15:12)