2003年08月21日(木) 13時38分
料理用ソフト、使ったことがない人は83.7%——キッチンはまだ非 IT(japan.internet.com)
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った料理用ソフトウェアの利用動向調査によると、料理用ソフトウェアを使ったことがある人は全体の16.3%。使ったことがない人は83.7%と、料理用ソフトウェアの普及度は今ひとつだった。
この調査は、日常的に料理をする全国の20代〜60代のインターネットユーザー300人に対して行ったもの(男女を問わない)。年齢層分布は20代:28%、30代:43%、40代:20%、50代:7%、60代以上:2%。
料理用ソフトウェアを「使ったことはない」という人のうち、「購入してみたいと思う」人は41%、「思わない」人は59%で、購入したいと思わない理由として、「インターネットでもレシピは見られるし、本のほうが読みやすい」(主婦/26歳)、「台所に PC を置きたくない」(会社員/33歳)、などがあげられた。
Web で手軽にレシピを検索できるし、そうでなければ雑誌や料理の本のほうが見やすいので、わざわざ料理用ソフトウェアを購入する必要はない、というのがユーザーの意見のようだ。当然の結果として、有料の料理サイトを利用したいと思う人は全体の32%にとどまった。
しかし、現に料理用ソフトウェアを使っているユーザーや購入したいと思うユーザーがいることは無視できない。ユーザーが料理用ソフトウェアに望む機能は、レシピ検索や映像表示、自動生成などのほか、ダイエット用レシピなどがあり、今後は Web や書籍では解決できないユーザーのニーズの掘り起こしが課題となるだろう。
家電メーカーが
そろそろ販売 を始めている、調理ソフトをダウンロードできるなどの機能のついたネットワーク家電に関してもユーザーの目は厳しく、「冷蔵庫や電子レンジに、料理用ソフトと同様の機能があればいいと思うか」という問いに、「思わないう」と答えたのは全体の35%で、「そこまでする必要はない、使いにくくなりそう」(主婦/24歳)など、懐疑的な意見が多かった。
キッチンが IT 化するには、もう少し時間がかかりそうだ。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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