2003年08月21日(木) 09時14分
SCOの「証拠コード」にLinux関係者から批判続出(ZDNet)
米SCO Groupは先日パートナー・顧客向けカンファレンスSCO Forumで、Linuxに不正流用されたと主張している問題のコードを公開したが、このコードの画像がWebに掲載され、それを参照したオープンソース擁護者からは、Linuxに対する法的権利を主張するSCOをあざける声が上がっている。
Linuxのチャットでは支持者らが、SCO Forumで公開され、後にドイツのコンピュータ雑誌がWebに掲載したコードの一部は、実際には1970年代にさかのぼるものであり、コードの共有を認めたBSDライセンスの適用対象になっていると指摘して、SCOを非難している。
オープンソース主導者で、Debianの開発で知られるブルース・ペレンス氏も「これが何よりの好例だというのか。SCOの示した例はいんちきだ」と語った。
ぺレンス氏はオンラインでスライドを参照し、機密保持契約の対象となっているコードも見たという。スライドで示されていたうちの一部はUNIXから枝分かれしたBSDのものである可能性が高く、オープンソースライセンスの下で自由な配布が認められているバージョンのコードだと同氏は指摘。SCOでは問題のコードはプロプライエタリ版のUNIXから流用されたものだと主張している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030821-00000015-zdn-sci