2003年08月21日(木) 00時00分

深夜に薬を無料提供 ドン・キホーテＴＶ電話販売 （東京新聞）

　ディスカウントストア大手のドン・キホーテは二十日、深夜、緊急に医薬品が必要になった客に対し、無料で薬を提供するサービスを九月一日に開始すると発表した。薬剤師が不在のときでも、テレビ電話で症状などを相談できる。

　テレビ電話を置いた「ミッドナイトメディスンセンター」を店内に設け、薬局が閉店した深夜でも、来店客は薬剤師と相談のうえで薬品を受け取ることができる。

　薬事法では、医薬品販売には薬剤師の常駐が義務付けられている。同社は八月一日から、薬剤師の不在時のみ、テレビ電話を通じて薬剤師を介在させ販売してきたが、厚生労働省などから違法の恐れがあると指摘されていた。今回は販売ではなく無料提供で、違法性はないと判断した。

　ドン・キホーテでは全国五十店舗で医薬品を販売しており、昼間の時間帯は薬剤師がいる。しかし、夜間に薬剤師が帰宅して以降は医薬品を販売していなかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030821/mng_____kei_____002.shtml