2003年08月20日(水) 00時00分
日南市営の温泉保養館でレジオネラ菌検出(朝日新聞・)
日南市は市営多目的温泉保養館・クアハウス日南で、7月28日に採取した浴槽2カ所から、公衆浴場法の基準を超えるレジオネラ菌が検出されていたと18日夜、発表した。今のところ、医療機関からも感染者の報告はないという。市は同日夕から、安全が確認されるまで休館にした。
公衆浴場法による基準は100ミリリットル当たり10CFU未満(CFUは菌の塊の単位)だが、3カ所で採水したうち気泡浴槽から基準の120倍、全身浴槽から57倍のレジオネラ菌が検出された。昨年7月末の自主検査では検出されていなかった。
これを受け市は19日、再検査のため13カ所で採水。また、県日南保健所も別に採水した。
市民からは19日、「せきが出るが、感染ではないか」などの問い合わせが約50件寄せられた。
市は電話で聞き取り調査する一方、相談窓口を商工観光課(0987・31・1134)と環境保健課(31・1129)に設けた。感染の有無を検査してもらう場合、受診者が診療料を立て替え払いし、後で精算するという。
同館は、公衆浴場法の適用を受けないが、準ずる施設として水質基準など自主管理している。89年開館。会員を中心に年間約3万人が利用している。
(8/20)
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news02.asp?kiji=2587
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