2003年08月20日(水) 00時00分
パソコンのウイルス感染拡大(朝日新聞・)
県庁などの行政機関で19日、コンピューターウイルスの感染被害が広がった。文書の印刷や電子メールの送受信ができないなどの影響が出たが、LANから独立している住基ネットや回線が別系統の窓口業務への支障はないとしている。
県情報企画課によると、ウイルスは18日に感染した「MSブラスト(ブラスター)」の亜種「ブラスターD」。15出先機関のパソコン計15台の感染が分かり、さらに県庁舎内のパソコンも感染していることが判明。感染拡大を防ぐため、県庁と114の全出先機関の約6500台のうち、県庁の一部と全出先機関の計約3700台を県庁LANから切り離した。
同課は「18日の感染後、すべての部署から感染対策を完了したという報告を受けていたが、駆除や感染防止のやり方が不十分だったのではないか」と話している。
宇部市役所でも被害が広がり、19日午後7時半までに、本庁舎内の82台と出先機関の9台の計91台の「ブラスターD」感染が新たに判明。市情報政策課によると、午前9時前にLANから切り離し、ウイルスの検出と駆除に着手した。本庁舎内のパソコンについては20日午前中に通常の状態に戻ると見込んでいる。
(8/20)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=3162
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