2003年08月20日(水) 00時00分
感染症可能性の血液製剤県内でも60本製造(朝日新聞・)
肝炎ウイルスに感染する恐れのある輸血用血液製剤が出回っている問題で、県内でも60本が製造され、うち19本が県内の11医療機関で患者に投与されていたことが、県赤十字血液センターの調査で分かった。このほか、使用の有無が確認できないものも5本あるという。
同センターによると、検査で感染の可能性が確認されたのは、「濃厚赤血球」「新鮮凍結血漿(けっ・しょう)」「血小板」の3種類の血液製剤60本。いずれも95〜02年ごろに県内で献血した人の血液と見られる。
60本のうち、2本は県外の医療機関に、24本は県内の医療機関に運ばれた。うち19本が患者に投与されたことが確認された。残り5本は使用したかどうか不明だという。
また20本は血友病患者ら向けに北海道へ運ばれたが、そのまま投与するわけでないため「感染の危険はない」(同センター)という。残りの14本は期限切れのため同センターで廃棄したという。
同センターでは、感染の可能性のある血液製剤を投与された18人に対し、検査を行うよう依頼することにしている。検査は保険が効くが自己負担。また、同センターでは電話による相談窓口(023・622・5301)を開いている。
(8/20)
http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=3992
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