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国内プロバイダーの草分け、インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)のグループ企業で、米ナスダック市場に上場している通信会社、クロスウェイブコミュニケーションズ(社長・同)は20日、東京地裁に同日付で会社更生手続きの開始を申請した。負債総額は約662億円。事業は20日以降も継続する。
クロスウェイブは98年に設立された。自前の回線を持ち、約460社を顧客として法人向けデータ通信やデータセンター事業を手がけてきた。資本金は306億円で、IIJのほかソニーやトヨタ自動車などが出資している。だが、設立以来、赤字の連続。今年3月期決算でも137億円の当期赤字を計上し、債務超過に陥っていた。
20日午後に記者会見した鈴木社長は「通信業界の値下げ競争のあおりを受けて、業績回復のめどがたたなかった」と説明した。鈴木社長を含め経営陣は総退陣する。
クロスウェイブの倒産によって、IIJも約100億円の損失を計上する見通し。
(08/20 22:31)