2003年08月20日(水) 15時09分
見かけたら気配りを 「妊婦バッジ」配布スタート 福岡市の産婦人科が第1号(西日本新聞)
妊娠中の女性に「妊婦バッジ」を無料配布するサービスを二十日、福岡市中央区草香江の東野産婦人科(東野純彦院長)が始めた。バッジは育児情報誌「月刊リトル・ママ新聞」(同市)が考案し作製。おなかが目立たない妊娠初期などは周囲の理解が得にくいという声を受けたもので、普及活動は今回が初めて。
バッジは直径六・五センチの円形。おなかに赤ちゃんがいる女性を描いたデザインで「赤ちゃんといっしょです」の文言が添えられている。
同誌の森光太郎編集長は「妊婦さんは外出先で、近くでたばこを吸われたりするなど嫌な思いをしていることが多い」と指摘。それでも「自分から妊娠中と周囲に言うのが恥ずかしい女性が多いため、今回のバッジを考案した」と語る。同誌が五月に母親百十人を対象に実施したアンケートでも約九割が「妊婦バッジは必要」と答えている。
バッジは一個六百円(実費相当)。百個を購入した東野院長は「妊婦さんを見守る立場なので普及に協力することにした。本来は行政の仕事だと思う」と話している。
同誌は普及に協力する病院や団体などをさらに募っている。同誌=092(741)5742。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030820-00000071-nnp-kyu