2003年08月20日(水) 18時22分
ネット競売に弁護士バッジ、日弁連が出品禁止を要請(読売新聞)
大手検索サイト会社「ヤフー」が運営するインターネット上のオークションに、本物とみられる「弁護士バッジ」が少なくとも3個出品されていたことが、20日わかった。
日本弁護士連合会は同日までに、事件相談を装った詐欺行為などに悪用されるおそれがあるとして、バッジを取引品目から外すよう、ヤフー側に申し入れた。
日弁連によると、弁護士バッジがオークションにかけられているのが見つかったのは、今回が初めて。3個のうちの1つは先月末に出品され、今月3日、15万1000円で落札されていた。出品者や購入者は不明。
その後、今年6月にも2個が出品されていたことが分かった。バッジに刻まれた番号から、この2個はそれぞれ、高齢のために引退した元弁護士と現役の弁護士のものと確認された。ともに紛失届が出されていたという。
日弁連では、「用途は広くないが、バッジを使って弁護士になりすまし、一般の人から金銭をだまし取るような悪用も懸念される」としており、今後、ヤフー側に対応策の協議なども求めていく方針。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030820-00000111-yom-soci