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総務省は同日、猛威を振るう同ウイルスの被害が全国に拡大した事態を重視、「通信速度低下などインターネット全体に影響を及ぼす可能性がある」として、ネット接続業者に対し対処法を早期に顧客らに周知するよう異例の要請をした。
同省によると、十八日夜に小規模ネット接続業者四社で通信速度の大幅低下などの被害も出た。
ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロによると、MSブラストDは十八日夜に感染例が発見され、アジアを中心に世界的に拡大。国内でも十九日夜までに八十一件の報告を受け、世界全体の感染台数は二万三千六百六十一台に達した。
亜種は、マイクロソフトのパソコン向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」などの欠陥を突く点は先週から被害が出ているブラスターと同じだが、別の個所の欠陥を悪用するため、感染防止対策には別の修復ソフトが必要となる。
感染すると、マイクロソフトのウェブサイトに勝手にアクセスするなど大量の情報を送出、ネットに過大な負担がかかり、メールの送受信に異常に時間がかかるなどの障害が出るという。
郵政公社の被害は、本社と北海道、東北、南関東、東京、信越、北陸、東海、近畿、中国、四国の十支社の端末に発生。原因は調査中だが、六千台全部をチェックしており支社も含めた完全復旧は二十日以降の見通し。大阪府庁も十九日朝からLANの接続が困難になる障害が出た。
公社などは「感染は内部システムだけで顧客や住民サービスへの影響はない」と説明している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030820/mng_____kei_____002.shtml