2003年08月19日(火) 23時43分
Microsoft、Outlook Expressの開発および提供を終了へ(MYCOM PC WEB)
Microsoftの関係者によると、同社メールソフト「Outlook Express」の開発および提供を近い将来終了する予定という。具体的な時期については明らかになっていない。
Outlook Expressは、2001年8月27日(米国時間)にOutlook Express 6、2002年9月9日(同)にOutlook Express 6 Service Pack 1がリリースされてから、メジャーおよびマイナーバージョンアップから久しく遠ざかっているが、今回の報告で単体リリースは現在リリース中のOutlook Express 6 Service Pack 1が最後になる見込みだ。
主な理由としては、MSNとOutlook 2003の登場を挙げている。MSNとOutlook 2003はユーザーの要望を数多く満たしており、すでに進化が止まっているOutlook Expressの役目は終わったと判断した、としている。
今後、Outlook Expressのバージョンアップは行なわず、シンプルなメールソフトを望むユーザーにはMSNとHotmailの開発および提供に注力し、Outlook Expressからの移行を促進させていきたいとしている。また、Microsoft Officeを構成するアプリケーションの1つ「Outlook」の開発および提供はこれまで通り行われ、高機能なメールソフトを希望するユーザーにはOutlook 2003の利用を望むとしている。
Outlook Expressは、電子メールとニュースリーダーを1つに統合したソフト。Outlookのサブセット(機能縮小版)として、メールの作成・表示から、メールの自動振り分け機能など、メールソフトに必要な機能が一通り備えられている。Windows 2000/XPなどに標準でインストールされていることもあり、利用しているユーザーの数は相当数にのぼる。
現在、Outlook Expressを利用しているユーザーが今すぐ他のメールソフトに乗り換えを迫られるということはないが、今後どのようなメールソフトを選択していくべきなのか、じっくりと検討していく必要があるようだ。
(ワタリヒカル)
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Microsoft
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