2003年08月19日(火) 00時00分
ネットに「殺す」と書き込み 中2、脅迫容疑で補導(朝日新聞・)
インターネット上の掲示板に「小学生を殺す」などと書き込んだとして岩手県警は18日、同県紫波郡の中学2年の少年(13)を脅迫の疑いで補導した。盛岡市の児童相談所に送る方針。少年は「いたずらでやった。ごめんなさい」と述べているという。
調べでは、7月15日夕、「2ちゃんねる」の掲示板に「岩手県北上市の小学生23人を殺す」と書き込んだ疑い。今月7日にも同サイトに「20日朝、岩手県紫波町の小学生を無差別に殺す」という書き込みがあり、少年はこれも「自分がやった」と話しているという。
書き込みが見つかった後、県内すべての小学校で、1学期末まで集団登下校をするなどした。
少年の通う中学校によると、少年は学校や自宅のパソコンでよくゲームしたり絵を描いたりしていたという。
少年は、同郡内の自治体が住民のネット利用を進めようと商店街に設けた「ITサポートセンター」を利用して問題の書き込みをしていた。会員カードを見せるだけで無料でネットを利用できたが、自治体側は今後、利用者にIDとパスワードを発行することにしている。
県警はプロバイダーと管理者の協力を得て、発信元と送信時間を割り出すなどして少年を突き止めた。
殺害予告を受けて、小学校の課外活動を控えていた北上市の高橋一臣教育長は「2学期が始まるにあたって不安だったが、補導されたと聞いて安心した。だが、13歳による行為とは非常にショック」と話した。
(8/19)
http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4186
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