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コンピューターウイルス「MSブラスト」と同じような経路でパソコンに侵入し、MSブラストがあれば除去してしまう亜種「MSブラストD」(別名ウェルチア)が出現した。パソコンの動きが遅くなるほか、ネットが込み合うなどの障害を引き起こす可能性もあり、専門家らは亜種の働きを解析中だ。
この亜種は、本家のMSブラストと同じく、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)のウィンドウズ2000と、同XPにある欠陥を通じてパソコンに感染する。また、別の欠陥からも侵入できる。
ワクチンソフト大手のトレンドマイクロによると、ブラストに感染したパソコンでは、亜種がブラストを除去したうえ、ブラストの侵入原因となったOSの欠陥まで直すという。
亜種を取り除くプログラムは、ワクチンソフト各社のサイトから入手できる。
(08/19 14:43)