2003年08月19日(火) 01時22分
「テロの危険」上位にアジア6カ国=反米感情などが要因−英社調査(時事通信)
【ロンドン18日時事】危機管理に関する調査会社「ワールド・マーケッツ・リサーチ・センター」(本社ロンドン)は、18日公表の報告書「グローバル・テロリズム・インデックス2003−04年版」の中で、今後1年の間に世界で最もテロの被害に遭いやすい国の上位10位以内に、インドネシアなどアジア6カ国が含まれると指摘した。政情が不安定で、反米感情が強いことなどが要因としている。
報告書によると、テロの危険性が最も高いのはコロンビアで、次がイスラエル。3位にパキスタン、5〜7位にフィリピン、アフガニスタン、インドネシアとアジア諸国が続いた。米国は4番目で、「一昨年の同時テロに匹敵する攻撃が起きる可能性は非常に高い」と分析。米国と共にイラク攻撃に参戦した英国も10位となった。
日本は49位。米国との同盟関係から国際テロ組織アルカイダの攻撃対象となる可能性があり、またオウム真理教(現アーレフ)など一部集団が不安定な状態を招いていると指摘した。北朝鮮に関しては、「独裁体制のため(国内での)テロ実行が困難であり、リスクが高いとは言えない」とした。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030818-00000488-jij-int