2003年08月17日(日) 00時00分
ダイオキシン10カ所で基準超・県境産廃調査4月分(朝日新聞・)
青森県境の産廃不法投棄問題で、県は今年4月にした現場周辺の地下水の検査結果をまとめた。ダイオキシン類は、周辺の河川や沢ではこれまで同様、環境基準以下だったが、14カ所の観測井戸すべてから検出、うち10カ所で環境基準を超していた。
汚染領域8カ所と敷地の境界6カ所の井戸計14カ所で調査。6回目となる今回は、地下水が流れやすい3地点の観測井戸を増やした。
産廃不法投棄緊急特別対策室は、雪解け直後で地下水位が高く、緩んだ土壌が井戸内に入ったため、検査の際も水と共に土壌が吸い上げられたことが、ダイオキシン類が高めに検出された原因とみている。
廃油など揮発性有機化合物の汚染も続いている。1カ所の井戸では、ジクロロメタンが環境基準の2万倍を超していた。
これまで多く検出されたフッ素は、1カ所だけで環境基準以下だった。
県は今後も年4回の検査を続ける。雨水が地下に浸透するなどで汚染が広がるのを防ぐため、シートで土を覆い、産廃撤去も年内に始めたい考え。
(8/17)
http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4181
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