2003年08月17日(日) 00時00分

県立医療大のパソコン　新種ウイルスに感染 「ブラスター」駆除ソフト組み込まず （東京新聞）

　県厚生指導課などは十六日、阿見町の県立医療大学のパソコン三十四台が新種のコンピューターウイルス「ブラスター」に感染したと発表した。

　同課によると、感染したのは事務や図書館の貸し出しなどを管理するシステムのパソコン。同システムで使用しているパソコン五百六十八台のうち、百五十三台を十五日に検査し、三十四台で感染を確認した。残りのパソコンは夏休みで利用している教員や学生が不在のため、検査できなかった。

　基本ソフト（ＯＳ）の修正ソフトや最新のウイルス駆除ソフトを組み込まなかったのが原因で、大学側はパソコンの修復作業や修正ソフトの導入などを行っている。夏休み中のため、被害は学生が図書館の蔵書を検索できない程度にとどまったという。

　同大学付属病院で投薬などを管理するシステムは、感染した大学のシステムとは分離しているため感染はなかった。

　県内では十五日現在、水海道市、内原町、石下町、鉾田町、御前山村、美浦村の六市町村のパソコン七台で同ウイルス感染が確認された。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20030817/lcl_____ibg_____003.shtml