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山口組系暴力団のヤミ金融事件で、出資法違反(高金利)容疑で逮捕されたヤミ金融組織の「会長」と呼ばれる統括経営者で、元暴力団幹部梶山進容疑者(53)とみられる人物が01年、自民党の亀井静香衆院議員が当時代表を務めていた政治団体に10万円を寄付していたことがわかった。亀井氏の事務所は「(梶山容疑者が)法律違反をしたことを知ったので、ただちに返還したい」としている。
01年分の政治資金収支報告書によると、当時亀井氏本人が代表者だった亀井静香後援会(東京都千代田区)に01年6月27日付で、梶山進の名で寄付があった。職業は「会社員」としている。住所は新宿区新宿1丁目のマンションの一室で、ここには梶山容疑者が96年に設立したとされる株式会社の事務所が入居している。
警視庁などの合同捜査本部の調べでは、梶山容疑者は01年当時、すでに多数の末端店を傘下に持つヤミ金融組織を統括する立場にあったという。
亀井氏の事務所は15日、朝日新聞の取材に文書で、「事務所の者が第三者からの紹介で献金の申し出を受け、多数の善意の献金者同様に受け入れていた」と回答。梶山容疑者と亀井氏の面識はないといい、「事務所として(梶山容疑者の)経済活動の中身について承知していなかった」と説明している。
亀井氏は警察庁出身で、警備局理事官や長官官房調査官などを経て79年に衆院選初当選。99年10月から01年4月まで党政調会長を務めた。(08/16 06:01)