2003年08月16日(土) 03時13分
新ウイルス、警戒の16日も大影響の報告なし…経産省(読売新聞)
新型のコンピューターウイルス「MSブラスト」(別名・ラブサン)の被害が拡大している問題で、経済産業省は16日未明、同日午前零時30分現在、「ネット全体に影響を及ぼすような状況は起きていない」と発表した。
MSブラストは、16日午前零時以降、マイクロソフト社のホームページに大量のデータを発信し続けるプログラムが組み込まれていたが、午前零時以降もインターネット上で交信されるデータ量の目立った増加は見られないという。また、日本よりも一部地域で1時間早く16日午前零時を迎えたオーストラリアなど海外諸国でも、影響は報告されていないという。
しかし、経済産業省では、夜間に電源を切っていたパソコンが起動する16日朝や、企業のパソコンが一斉に稼働するお盆休み明けの18日などにも大規模なネット障害が起きる可能性があると見ており、16日以降、情報セキュリティ政策室の担当者らが24時間態勢で情報収集にあたり、警戒を続ける。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030815-00000516-yom-soci