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マイクロソフトは「仮に(無償OSの)Linux(リナックス)の欠陥を突いたウイルスが出た場合、誰が責任を持って修正ソフトを配布するのか」と指摘。重大な欠陥は素早く公表し、同社ホームページなどを通じて修正ソフトを無料配布、図解で被害事例を分かりやすく説明するなど、被害拡大防止への同社の努力を強調している。
ところが、日本IBMや富士通などコンピューター大手各社は、政府や自治体のニーズをにらみOSにリナックスを採用したシステムの販売にも力を入れており、ここ数年相次いでいるマイクロソフト製ソフトの欠陥を突いたウイルスによる大規模感染被害は、リナックス推進派に優位に働くことも考えられる。
ただ、ウイルス対策ソフト大手の担当者は、世界のパソコン向けOSで圧倒的なシェア(占有率)を占める「ウィンドウズを攻撃すれば世界的に影響を与えられるため標的になっているだけで、ウィンドウズの欠陥が特別多いわけではない」と指摘。仮にリナックスが世界で最も多く利用されるようになれば、その欠陥を標的にしたウイルスが増え、同じ問題を抱えるとの見方を示している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030815/mng_____kei_____003.shtml