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2003年08月15日(金) 00時00分

「ヤミ金融」相談急増/消費生活センター朝日新聞・

  県消費生活センターは02年度の消費生活に関する相談をまとめた。それによると、相談件数は全体で5963件と、10年間で約2・5倍となり、中でもいわゆる「ヤミ金融」に関するものが急増した。

  最も多かったのは、「フリーローン・サラ金による多重債務」の1389件で、初めて1千件を超えた。「ヤミ金融」に関する相談は前年度の8・4倍の551件。

  同センターは「一般消費者金融の過剰宣伝などで気軽に借金できるという風潮が生まれ、経済不況も相まったのが増加の要因」と見ている。また、勝手に口座に振り込む「押し貸し」や、名簿を使って架空請求する「空貸し」など、手口も悪質化の一方という。

  ほかに、インターネットのアダルトサイトの架空の利用料金請求など「電話情報提供サービス」、アポイント商法やデート商法に絡む「アクセサリー」、インターネットのプロバイダー契約やネットショッピングに関する相談も増加した。

  相談者の年代別では、20代が最も多く1308件、次いで30代の1233件。携帯電話に絡む情報関連サービス、多重債務が目立つという。一方で、50代以上の相談件数の割合が減少に転じ、「トラブルの低年齢化が一層進んでいる」という。

  「ネットショッピングの際には、業者のことをよく調べるほか、クレジットカードの番号を安易に人に教えないなど、個人情報の取り扱いには十分気をつけてほしい」と同センターは話している。

(8/15)

http://mytown.asahi.com/saga/news02.asp?kiji=1872