2003年08月15日(金) 00時00分
防災無線活用でひったくり防止 川崎(朝日新聞・)
ひったくり事件が多い川崎市中原区で住民に注意を促そうと、区内の防災行政無線を使って防犯を呼びかけたり、事件の発生を知らせたりする放送が始まった。同区や中原署はひったくり防止への効果を期待している。
中原署管内の4月から6月末までのひったくり事件の発生件数は117件で、前年同期より5件増えた。県内の警察署ごとの発生状況では港北署(126件)、大和署(120件)に次いで3番目に多い。
このため、同署が区内326カ所にある防災無線の活用を提案。6日から放送が始まった。
スピーカーは学校などにも設置してあり、大音量で呼びかけることになるため、回数や時間帯には配慮した。「自転車の前に防犯ネットをかけましょう」などの啓発放送は午前8時と午後6時の一日2回。ひったくり事件の発生場所や犯人の特徴などを呼びかける広報は午後5時以降のみで、区役所職員がいる午後7時ごろまで可能な限り流すという。
啓発放送はとりあえず9月5日まで1カ月間続け、継続するかどうか判断する。事件の広報は当面続ける予定だ。
(8/15)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4421
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