2003年08月14日(木) 18時17分
「最速、最多の感染」 ウイルス被害さらに拡大(共同通信)
マイクロソフトのウィンドウズを攻撃する新種ウイルス「Blaster(ブラスター)」の感染はさらに拡大し、ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロに寄せられた被害件数は14日夕までに535件に達した。
同社は「3日間の被害としてはこれまでのウイルスと比べ広がりが最速、最多とみられる。パソコン使用者の増加やネットワーク環境の変化も一因では」と分析。「対策が進み、下火になると思うが、お盆の休み明けの企業で被害が新たに出るおそれがあり、油断は禁物」と呼び掛けている。
また、対策会社のシマンテックによると、世界では約27万4000台が被害に遭った。経済産業省の外郭団体、情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターには約600件の相談があった。
トレンドマイクロによると、14日未明、このウイルスとファイル名が違う複数の変種が見つかったが、被害の報告はない。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030814-00000122-kyodo-bus_all