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調べだと、グループの一部を束ねていた五菱会組員、松崎敏和容疑者(34)は平成13年12月、バス2台を連ねて約20店舗の店長や従業員60〜70人を群馬県の伊香保温泉に1泊2日で招待。
「店舗対抗のイッキ飲み大会では、早さを競わせ、優勝した店長に松崎容疑者が数十万円の札を与えていた。容疑者は店長から『殿』と呼ばれ、その周囲には数百万円の札束が積まれ、現金争奪戦など乱痴気騒ぎが行われた」(捜査関係者)
また、昨年4月には東京ドームを借り切り、16店舗による対抗野球大会を開催。参加者には弁当代として5万円が配られたという。さらに、ヤミ金業者の顧客情報を管理する「センター」の女性従業員らをハワイやグアムの慰安旅行に連れて行ったこともあった。
一方、松崎容疑者は毎月、都内のホテルなどで店長会議を開き、目標額に達しない店長を『クソ店長』と罵倒し、「遊びじゃないんだ。結果を出せ」と、檄(げき)を飛ばしていた。
捜査本部は、梶山容疑者がこうしたアメとムチの手法を取るよう松崎容疑者ら幹部に指示し、グループ内の7割を占める非暴力団組員が逃げ出さないように管理していたとみている。
捜査幹部は「ヤミ金業者の間で巧みに競わせることで、年間約1000億円ともされる利益を急激に伸ばしていったようだ」と話している。
ZAKZAK 2003/08/14