2003年08月14日(木) 12時59分
「MSブラスト」類似の2種類のウイルス出現(読売新聞)
【シリコンバレー=館林牧子】世界に感染が拡大した新型コンピューターウイルス「MSブラスト」(別名ラブサン)をまねた類似のウイルスが出現していることが13日、確認された。
新たに出回った亜種は、「MSブラスト」同様、データを書き換えたりしないが、専門家はさらに悪質な類似のウイルスが出回る危険性があるとして警戒を強めている。
米インターネットセキュリティー会社「シマンテック」などによると、13日に入り、新たに2種類の類似のウイルスが確認された。同社によると、このウイルスに改造を加えれば、データの破壊やプログラムの改ざんなどさらに深刻な被害を与えるウイルスの作成が可能で、今後しばらく注意をする必要があるとしている。
「MSブラスト」は、同日夜(日本時間14日昼)までに世界で27万台以上のコンピューターに感染しており、さらに被害は拡大しそうだという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030814-00000204-yom-soci