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自転車を置くスペースは進行方向に対して車両の後ろ側で、床のビニールテープで仕切られ、車両の形により五−十台が留められる。
区間は石岡から鉾田の全十七駅で、平日の午前九時半から午後三時まで、土曜と休日は終日利用できる。ただ、石岡南台駅の下り線ホームは歩道橋で移動するため、自転車を運ぶのが難しいという。
同鉄道の井川長男鉄道課長は「ラッシュ時間以外の増収を目指しています。サイクリングクラブなど団体で使う場合は、相談してもらえれば車両を一台増やしてもいい」と期待を寄せている。
沿線にある霞ケ浦湖畔でのサイクリングや玉造町などの神社、仏閣の観光のほか、自家用車で近郊の大型スーパーに買い物に行けない客を当て込んでいる。
国土交通省関東運輸局によると、県内では有料で日立電鉄が自転車の持ち込みを許可しているが無料は初めて。管内では群馬県の上信鉄道が無料で持ち込みができる。
JR東日本では、折り畳み式の自転車などは手荷物としては運べるが、一部を除き自転車自体が持ち込めないという。
鹿島鉄道の年間利用者数は、一九七九年度に約百九十六万人だったが、二〇〇〇年度には約九十九万人とほぼ半減。経営難のため今年から五年間にわたり、県と沿線五市町村から計約二億円の補助金を受けることになっている。「サイクル&トレイン」が、客を呼び寄せる起爆剤となるか期待が膨らむ。
問い合わせは鹿島鉄道の石岡車掌区=電0299(22)4748=へ。 (荒井 六貴)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20030813/lcl_____ibg_____000.shtml