2003年08月13日(水) 00時00分
新型ウイルス被害19万台 ウィンドウズの欠陥攻撃 (東京新聞)
【ニューヨーク13日共同】コンピューターウイルスのワクチンソフト会社、シマンテックによると、米国で発見された新型ウイルスの被害は世界的に拡大、13日未明(米国時間)時点で、全世界で18万8000台のコンピューターが感染した。米国内でも地方自治体や企業などが影響を受けた。
ウイルス名は「LovSan」または「Blaster」。マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の欠陥が修復されていないパソコンに感染し、さらに感染できるパソコンを探す。またマイクロソフトの設けた一部のサイトにつながらないようにする破壊活動を仕掛ける。
新ウイルスはマイクロソフトを攻撃するために作られたとみられ「ビル・ゲイツ、金もうけをやめて、ソフトを直しな」というメッセージがプログラムの中に隠されているという。
マイクロソフトは修正プログラムを約1カ月前から同社のサイトで無料配布し始めたが、利用者の多くがダウンロードしなかったために、新ウイルスが広がった。
シマンテックによると、感染が報告されたのは米国のほか、日本、アルゼンチン、ブラジル、オーストラリア、ドイツなど。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030813/fls_____detail__036.shtml