2003年08月13日(水) 01時20分
<新種ウイルス>コンピューター被害、世界で1006件(毎日新聞)
新種のコンピューターウイルス被害が世界的に広がり、ワクチンソフト会社大手の「シマンテック」(東京都渋谷区)は12日午後6時現在、全世界で1006件、うち国内では16件の被害報告が寄せられていると発表した。マイクロソフト社のウィンドウズ2000や同XPなどの弱点を攻撃するタイプのウイルスで、警察庁は同日、ウイルスの名称を「Blaster」と公表し、注意を呼びかけている。
警察庁などによると、マイクロソフト社のアップデートシステムを利用して最新版にしてあれば感染の心配はないが、更新せずに感染した場合、異常終了するなどのトラブルが発生する可能性がある。感染すると同じウイルスをLAN(構内情報通信網)などを通じて拡散させていくという。
さらに16日以降は、感染したパソコンが同システムへの攻撃を始める仕組みになっているため、同日以降はシステムの使用が困難になる可能性が高いという。警察庁は「マイクロソフト社への攻撃を目的としたウイルスの可能性が高い」としている。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030813-00000084-mai-soci