2003年08月13日(水) 12時15分
新種ウイルス「ラブサン」、急速に世界に拡大(読売新聞)
【シリコンバレー=館林牧子】米国で見つかった新型のコンピューターウイルス「ラブサン」の被害は各国に拡大し、米インターネットセキュリティー会社「シマンテック」によると、米国時間12日午後(日本時間13日早朝)の時点で世界の12万7000台以上のコンピューターが感染した。
感染は過去12時間に倍増しており、被害はさらに広がる危険性があるという。
ブラスター、エムエスブラストなどとも呼ばれるこのウイルスは、11日から感染が広まり、米国では、メリーランド州の自動車局のサービスが停止に追い込まれた。スウェーデンではインターネットのサーバーに障害が発生し、約2万台のコンピューターに影響が出た。AP通信などによると、感染はオーストラリア、ドイツ、デンマーク、中国、韓国、日本にも広がっている。
専門家によると、ウイルスにはマイクロソフト社のビル・ゲイツ会長をからかう文句が書き込まれていたという。
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コンピューターウイルスの「ラブサン」の被害が、国内でも発生している。大手ウイルス対策ソフト会社「トレンドマイクロ」によると、13日午前11時半現在、国内247件の被害報告があった。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030813-00000004-yom-soci