2003年08月12日(火) 19時44分
覚せい剤などをインターネットで密売・所持 容疑で31人を逮捕−−県警 /富山(毎日新聞)
県警生活保安課は11日、インターネットを利用した覚せい剤、大麻等の密売、所持などにかかわったとして、16都道府県の31人を今月7日までに覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕したと発表した。また中心になって密売を繰り返していたとみられる大阪市西成区の無職男性(41)=7日に富山地裁が懲役5年の実刑判決、未確定=には麻薬特例法を適用し、県警では初めて、得た収益約88万円を没収した。
逮捕容疑は密売が9人、所持17人、使用3人、譲り受け2人。年齢は18〜48歳で、うち女性が12人。ほぼ全員が容疑事実を認めている。昨年10月、覚せい剤使用の疑いで逮捕した富山市内の無職男性(25)の入手先から、インターネット利用が判明した。大阪の無職男性は昨年9月、ネット上に自分のホームページを開設して注文を募り、同月下旬から12月上旬まで代金引換郵便で発送。合計販売額は約193万円にのぼるという。
県警は9道県警と合同で捜査。購入者の多くは「メールのやり取りをしながら、罪悪感を持たずに好奇心で買ってしまった」などと供述しているという。 【広田正人】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030812-00000004-mai-l16