2003年08月12日(火) 16時59分
ヤミ金口座に専門チーム 強制解約の増加も(共同通信)
ヤミ金融業者が取り立てに使う預金口座について、都市銀行の一部が専門チームをつくり強制解約するなど対策に乗り出していることが12日、共同通信社の調査で分かった。
全国ヤミ金融対策会議(代表幹事・宇都宮健児弁護士)によると、業者の口座は都市銀行の一部支店に集中しており、対策が各銀行に広がれば効果が期待できそうだ。一方で銀行単独による対策の限界など、警察や行政機関との連携強化という課題も浮かび上がった。
調査は都市銀行5行を対象に実施。業者利用の疑いがある口座への対応や問題点を尋ね、各行から回答があった。
みずほ銀行は7月、本店に「犯罪収益口座対策窓口」をつくり、専従の職員が犯罪利用の可能性が強い口座をチェックしている。今年から解約や取引停止の措置を取る場合の運用ルールを厳格化。昨年度1年間の強制解約が約90件だったのに対し今年4−6月ですでに約80件に上っている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030812-00000127-kyodo-soci