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梶山容疑者は五菱会の実質的なナンバー2とみられ、延べ千社からなる同会のヤミ金融グループのトップ。一店舗当たり年間三億円以上の売り上げがあり、業界では「ヤミ金の帝王」などと呼ばれていた。
調べでは、梶山容疑者は既に同容疑で逮捕されている同会系元組員松崎敏和容疑者(34)らと共謀し、昨年四月から十二月にかけて、グループ傘下の「スタート信販」(東京都豊島区)の客だった札幌市の主婦(47)ら六人に計五十二万六千円を貸し付け、法定金利の三百八十−二十八倍に当たる利息百二十五万円を受け取った疑い。
梶山容疑者は二〇〇〇年ごろから、来店した客に金を貸し付ける従来のやり方をやめ、「名簿屋」から購入したリストを基に、全国の多重債務者をダイレクトメールや携帯電話で勧誘し、銀行口座に融資金を振り込む方法に改めた。
これによって顧客が急増し、傘下の店舗を一気に増やしていったとみられる。
合同捜査本部では、巨額の収益が最終的に山口組に上納されていたものとみて、今後、ヤミ金融グループがつくられていった経緯や、収益金の流れについて梶山容疑者を追及する。
十一日午前に始まった合同捜査本部による梶山容疑者の関係先の家宅捜索は、五菱会総本部のほか、静岡県焼津市内の高木康男・五菱会会長(54)の自宅や傘下の組事務所など計四カ所に及んだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030812/mng_____sya_____013.shtml