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2003年08月11日(月) 23時32分

三洋電機、地上波デジタルテレビの受信に対応した携帯電話試作機を発表MYCOM PC WEB

三洋電機は、地上波デジタルテレビの携帯受信機向け放送に対応した、携帯電話の試作機を発表した。同社では携帯受信機向け放送の開始時期を2005年頃と予測しており、放送開始と同時に対応端末を提供できるよう準備を進めているという。

今回発表された携帯電話は、昨年10月の「CEATEC JAPAN 2002」などで展示されていた2.2型有機ELディスプレイ搭載のスライド型端末に、受信モジュール・アンテナ・MPEG-4ビデオ信号処理回路・MPEG-2 AACオーディオ信号処理回路を付加したもの。これら付加部分は電池パックの形状となっており、背面に搭載されている。

ヘッドフォンのケーブルをアンテナとして機能させることで、電池パック部に取り付けられたヘリカルアンテナと組み合わせてダイバーシティ受信を可能にし、電波強度の変動が激しい携帯端末でもより安定した受信が行えるようになっている。また、受信モジュールは、受信信号を中間周波数に変換せず、直接ベースバンド信号に周波数変換するダイレクトコンバージョン方式を採用したことで、ほぼ切手大という小型化を実現した。

試作機では、ビデオの符号化方式は暫定的にMPEG-4 Simple Profile Level 1を採用したが、別の方式にも対応できる体制で開発を行っているという。携帯電話部分はCDMA2000 1xに対応しているが、これもW-CDMAなど他方式にも対応可能だとしている。今回の構成では携帯電話部分とテレビ機能を持つ電池パック部分の両方にアプリケーションチップが内蔵されているが、将来的にはこれらを一体化することで、比較的低いコストで携帯電話にテレビ機能を追加できるだろうとしている。

画面は縦横どちら向きにも使うことが可能で、横型で利用すれば画面全体に番組を表示することができる。また、内蔵の128MBフラッシュメモリに約30分(ビットレート512kbps時)の番組録画が可能。バッテリー動作時間は待ち受けだけの場合約420時間で、連続してテレビ視聴をした場合は約90分で容量を使い切るという。

同社では今後、混雑した電車内や病院などでもテレビ視聴ができるよう、携帯電話部の電源だけをオフにする機能や、番組録画用にSDカードスロットを搭載するなどの仕様追加も考えているという。

画像はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/11/12.html

地上デジタル放送をケータイで観る - NECが試作機開発
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/07/10/08.html

通信と放送が融合した地上デジタル放送を携帯端末で - KDDIらが試作機開発
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/05/19/08.html

【CEATEC JAPAN 2002レポート】ドコモのGPS携帯電話、チョロQ型MSオーディオプレイヤーなど
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/01/08.html

三洋電機
http://www.sanyo.co.jp/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030812-00000092-myc-sci