2003年08月11日(月) 14時49分
白装束集団の関連団体、警視庁が24億円課税通報(読売新聞)
警視庁公安部は11日までに、白装束集団「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)の関連団体が集めていた約24億8000万円について、適正な税務申告をしていなかった疑いがあるとして、東京国税局に課税通報した。
公安部は同団体を巡る自動車虚偽登録事件で今年5月に東京都渋谷区の関連会社事務所などの捜索を行い、通帳と帳簿などを押収していた。
押収した通帳は、パナウェーブ研究所の関連団体「日本正法基宇協会」(東京都渋谷区)名義の4口座で、1993年9月から今年5月の間、合計24億8000万円の入金があった。ほとんどは会員からの寄付金で、1人で1億円近くを寄付したケースもあった。
施設の建設費用やキャラバンの活動資金などに使われ、押収時の残高は約4500万円だった。
課税通報は、事件の捜査過程で、適正な税務申告が行われていない疑いがあることが判明した場合、警察などの捜査機関が国税当局に捜査資料を送る手続き。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030811-00000104-yom-soci