2003年08月11日(月) 12時50分
マイクロソフトの『パスポート』にまたもや欠陥(WIRED)
本記事は「ウェブセキュリティー」特集として再編集されたものです。初出は2003年7月3日です。
http://www.microsoft.com/ 米マイクロソフト社は、人気の高いオンライン認証サービス『パスポート』に新たに見つかったセキュリティーホールを修正したことを明らかにした。今回発見された脆弱性を利用すれば、比較的早い時期に作られたアカウントがハッカーに乗っ取られる恐れがあった。
同社は、実際に盗まれたパスポート・アカウントはないとみている。また、被害を受ける可能性のあるユーザーの数を具体的に挙げることは控えたが、この欠陥の影響がおよぶのは、アカウントを4年前より早い時期に作成したごく少数のユーザーに限られるとしている。修正の一環として、一部のユーザーに対して、ユーザー本人がパスワードを直接変更できないようにする措置が一時的にとられた。
パスポートは、さまざまなウェブサイトで共通の身分証明として使えるほか、ウィンドウズユーザーの場合、無料の『ホットメール』サービスや、インスタント・メッセージ(IM)のアカウントへのアクセスを管理している。
[日本語版:友杉方美/長谷 睦]
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(WIRED)
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