2003年08月09日(土) 14時53分
Merrill Lynch、外部電子メールへのアクセス禁止(ZDNet)
投資銀行Merrill Lynchは8月8日から、America Online、Yahoo!、MSNなどが提供する外部の電子メールサービスへのアクセスを禁止する。同社のメモによると、これは当局の規制を念頭に置いたものであるとともに、自社のネットワークをウイルスから守るための措置。
対象となるのは、Merrill Lynchのネットワークを利用している世界4万8000人の従業員。同社担当者によると、取引部門などでは既にこうしたサービスへのアクセスが禁止されており、今回の措置はこれを拡大したもの。Goldman Sachsなどの同業他社でも同様の全社的なポリシーを採用している。
「Merrill Lynch施設から送受信される電子通信が監視と調査の対象となっていることを確認する意味で、このポリシーを例外なく全社的に拡大することは適切であると考える」とメモのコピーには記されている。
新しいポリシーでは、外部の掲示板、チャットルーム、フォーラム、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のアカウントへのアクセスも禁止される。メモでは禁止対象のISPとして、Juno、EarthLink、Comcastなどがリストアップされている。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030809-00000014-zdn-sci